そもそも男に「美容」が必要だろか?。美容に特にこだわらない男子が多いけど、振り返ってみると、それは高度経済成長と関係があります。 IMG_0111.jpg日本経済が順風満帆で世の中も景気も右肩あがり。がむしゃらに働けば給料は上がるし、誰もが定年まで会社に残れて老後も安泰でした。会社も男社会で女性の上司なんて皆無。そういう中では、元来男は男同士顔の美醜にはこだわらず「話があう」とか「趣味があう」というだけでつきあえる人種なんで、会社にいる限り、やっぱり男は美容なんぞにこだわらずに生きてこれたわけなんです。 でもさ、世の中変わったよ。女性が社会に少しずつだけど進出してきて、会社も安泰じゃいられなくなってきた。男だからとか年齢が上だからとか、そういう「属性」は関係なし。じゃなくて「あなた個人がどういう人間か?」ってことが問われる時代。そうい現代においては、自己アピールできる人、アピールできるものを持っている人が、自然と重宝されるようになるわけです。
「そうか、つまり自己アピールを良くするために男も美容が必要ってことだね」と早合点してはいいけません。そうじゃあないの。 こういう経験ない?。休日ひげもそらずにぬぼ〜っとしていると、なんだか気分もすぐれないし、しまいにはテレビ見たってつまらんってことが。ところが、昼風呂入って、頭なんぞシャワーでゴシゴシ洗ってヒゲもそると、あらすっきり。心まで明るく晴れやかになることが。こういう経験ない?。床屋に行って髪をサッパリ、ヒゲもツヤツアにそってもらうと、自然と足取りも軽くなることが。 そう、グルーミングは自分のためにやるもの。自分のために健康管理をして、自分のために清潔な肌を整え、自分のために若く軽やかなボディーを手に入れる。美容にちょっと気を付ければ、おのずと自己アピールなんてきばらなくとも自然にアピールできちゃいます。だって自分が自身を好きになれば、自信がわいて道が拓けるもん。 顔を洗うときは、洗顔用の石けんを使いましょう。お歳暮にもらった石けんでは油分を取り過ぎて肌に負担がかかります。皮膚はお歳暮石けんで失った油分を補おうとするので、かえってオイリー肌が進行する。肌に負担を与えない、というのが男のグルーミングの基本です。洗顔ソープはコンビニでも売ってます。 アジアの石けんの中にも油分を取りすぎるものがあるので、使うなら体だけにしときましょう。